青海省にある可可西里(フフシル)自然保護区内の索南達傑保護ステーションに8月29日午後、衛星通信固定ステーションが正式にオープンした。これをうけて、可可西里は中国における四大無人エリアのなかで、最初にインターネットの接続を実現させたエリアとなった。
可可西里はモンゴル語で「美しい少女」という意味で、青海省南西部の玉樹チベット族自治州内にあり、その面積は4.5万平方キロメートル、中国で現在最大規模を誇る無人エリアだ。エリア内には数多くの希少な野生の動植物が集まっており、絶滅危惧種のチルーを保護することを目的に初めて中国に設けられた国家級自然保護区であり、中国の生物多様性を保護するために設けられた11ヶ所の核心エリアの一つでもある。
長年にわたり、従来の通信ネットワークの敷設は可可西里での実現が難しく、野生動植物の保護作業を展開する上でも通信面での制約があった。
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