「中国のスーパー消費者」の著者、米トンプキンス・インターナショナル社のマイケル・ザッカワー副総裁は、「中国は世界デジタル革新及びインターネット経済の主要大国の一つになっている。中国のインターネットリーディングカンパニーは、世界のコミュニケーション、ショッピング、エンタメの形を変えた」と述べた。人民日報海外版が伝えた。
◆受益者と貢献者
中国科学院コンピュータ・ネットワークセンターは23年前、64Kの国際専用ラインでインターネットに接続した。中国のインターネットは、こうして誕生した。今や中国のネットユーザー数は7億5000万人以上で、1週間のネット利用時間は1人平均26.5時間に達している。インターネットは中国の隅々まで浸透し、大きなエネルギーを放出している。
インターネットは中国人の消費モデルを変えた。6月18日の年中大セール、ダブル11(11月11日のネット通販イベント)、春節(旧正月)、労働節(メーデー、5月1日)、国慶節(建国記念日、10月1日)など、ネット通販激安セールを行う日が増えている。インターネットの発展により、中国の消費が日増しにスマートかつ便利になっている。調査によると、回答者の84%が外出時に現金を持たず、スマホだけを持つとした。QRコードをスキャンして決済するのは、中国人の消費の新トレンドになっている。またネットデリバリーサービスが急成長している。スマホで注文し、出前を待つ。利用客は外に出なくても、飲食店内の各種料理を楽しめる。統計データによると、中国の同サービス利用者は2億9500万人にのぼる。
インターネットは社会の起業と革新を促進した。インターネットの大発展により、かつてない多くの職業が生まれ、雇用機会を創出している。一部統計データによると、中国で新たに生まれた職業は1000種以上にのぼり、2016年にはシェアリングエコノミーだけで6000万人以上の雇用が生まれたという。国家情報センターは、2020年までその数は1億人を突破すると予想した。またライブ配信や知識共有を始めとするインターネットプラットフォームが、高品質コンテンツの創作を刺激している。中国のライブ配信のユーザー数は、今年6月時点で3億4300万人にのぼる。多くのライブ配信プラットフォームがオリジナルコンテンツの生産者の支援策を打ち出し、特別基金を設立しコンテンツ創作を奨励し、社会の創造の活力を引き出している。
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