中国やブラジル、ロシア、インド、南アフリカといったBRICSのメンバー国間の交流がますます進み、BRICSメンバー国を訪れる中国人観光客も増加の一途をたどっている。旅行オンライン予約サイト「Lvmama.com」がこのほど発表した「2017年BRICS観光トレンド報告」によると、今年1月から7月にBRICSを訪れた観光客数(延べ人数、以下同じ)は1.8倍増となっており、人気の旅行先トップはロシアだった。また、観光客の増加が最も目覚ましかったのが南アフリカで、今年1月から7月にかけて、南アフリカを訪れた観光客は前年同期比4倍近く増加した。人民網が伝えた。
「報告」によると、海外旅行に出かける観光客をグループ別にみると、女性が激増しており、BRICSメンバー国を訪れる観光客の主力グループとなっており、男性観光客より14%多かった。年齢別にみると、BRICSメンバー国を訪れるのは、40歳以上の中高年層が多く、全体の5割を占めた。BRICSメンバー国を訪れる観光客を地域別に見ると、一・二線都市の住民が主力となっており、その地域トップ10は順に、上海、北京、成都、南京、広州、深セン、青島、杭州、蘇州、武漢だった。
またBRICSメンバー国の中で、悠久の歴史を誇る文明の国インドの人気が中国人観光客の間でますます高まりをみせており、新興海外旅行目的地となりつつある点は注目すべきだろう。「報告」は、「大閙天竺 (Buddies in India)」、「カンフー・ヨガ(功夫瑜伽)」、「Dangal」などのインド映画やインドを題材にした映画の中国における大ヒットをうけ、インドへの旅行ブームがかつてないほどの高まりを見せているとしている。今年1月から7月の間に、インドを訪れた中国人観光客数は1.5倍増加しており、特に、タージマハールやシク教の総本山「ハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)」などが非常に人気の高い観光名所となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年9月1日
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