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中国、「世界で最も安全な観光国」に

人民網日本語版 2017年08月01日10:45

中国人観光客にとって、「世界で最も安全な国」はどこなのだろう?携程旅遊網がこのほど発表した最新の調査報告から、中国を旅行する際の安全度が世界トップに立ち、安全面で優位性のある海外の旅行目的地も、中国人観光客の間でますます人気が高まっていることが明らかになった。北京日報が報じた。

2017年「中国人観光客にとって最も安全な旅行目的地」ランキングにおいて、回答者の67%が中国に投票した。日本は得票率51.6%で第2位。東南アジアのシンガポールが第3位。第4位から第10位にランクインしたのは、ニュージーランド、アイスランド、オーストラリア、スイス、オーストリア、スウェーデン、アラブ首長国連邦だった。中国人観光客は、ますます安全問題を重視するようになり、旅行プランを決定してオンライン予約をする段階で、目的地の安全性を最優先事項として考える傾向が高まっている。

観光客が国の安全度を判断する材料として、ある種の総合的なイメージに依拠する場合が多く、最近発生した安全を脅かす事件や報道される世論の影響を受けやすい。特に、テロ行為、重大自然災害、悪質な犯罪、大規模な伝染病などの事件が、観光客の目的地選択に影響を及ぼしている。目的地の住民が非友好的、観光客をカモにする、政府組織の効率性が低く腐敗しているなども、中国人観光客が考える重要な「安全ではない要素」として挙がっている。

携程旅遊網の関係者は、次の通りコメントした。

「旅行者が最も安全だと思う国家トップ10には、中国のほか、アジア先進国(日本、シンガポール)、オーストラリア、北欧、中東アラブ国家などがランクインした。いずれも比較的発達した国々で、文明度が高く、治安の良い地域といえる。これは、中国人が海外諸国の安全度に対するイメージとほぼ一致している。中国が首位に立ったことは、中国旅行の安全度がすでに世界トップレベルに達し、国内旅行に対する中国人の信頼度が極めて高く、安全性の問題については心配していないことを示している。また、『中国は非常に安全』という見方も、いまや世界各国の観光客の共通認識となっている」。

中国人観光客は同時に、国内で最も安全度が高い10大都市として、上海、北京、杭州、厦門(アモイ)、深セン、ラサ、広州、南京、澳門(マカオ)地区、成都を選出した。経済収入レベルがより高く、観光業の成熟度がより高い都市は、観光客にとってより安全度が高い。香港・マカオ・台湾3地区のうち、マカオはネットユーザーの間で最も安全度が高い地区に選ばれた。

一方、危険係数が高い旅行目的地には、どんなところがあるのだろう?携程旅遊は、中国外交部(外務省)領事司の安全警告レベル別リストに基づき、現在、旅行安全リスクが最も高い海外の国々を発表した。「渡航は控えること」および「できるだけ慎むこと」の対象となっている旅行目的地には、シリア、マリ北部・中部地区、アフガニスタン、パキスタン・バローチスターン州の州都クエッタ、ナイジェリア東北部3州、リベリア、イラクの名前が挙がった。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年8月1日

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