▽飛行空域を出ると、システムが警報
ドローンが注目を浴びるにつれて、ここ数年ますますその「無許可飛行」が増えてきている。同基地の登場はこうした現象を食い止める役割を果たすことができるかもしれない。試験飛行基地はすでに軍と民間航空主管部門の要求を満たす初歩レベルの管理運用システムを構築している。
まず、実名登録、操縦士資格、第三者責任保険といったようなドローンの運用規則を定めている。
次に、ドローン監督管理サービスシステムの構築が挙げられる。ドローン飛行予約サービスシステムや優雲システム監督制御プラットフォームによって、操縦士とドローン所有団体にとって便利な飛行予約を実現するほか、危険エリアに近づくと、システムが警報を発する。
このほか、基地は軍・民間航空規制部門、地方公安局と情報通報メカニズムや事件処理メカニズムを構築し、情報のコネクティビティを実現している。
優雲システムがドローンの一挙手一投足をすべて記録し、その飛行ルートを追跡できる。万が一、トラブルが生じた場合でも、実名登録されているため、管理部門が当事者を探し出し、相応の処罰を与えることも可能にしている。
同基地は全国初のドローン試験飛行のテストモデルとして、運用と監督管理の経験を蓄積したのち、中国全土に展開されていく可能性が高いとみられている。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年9月3日
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