中国初の人民解放軍と民間航空主管部門の承認を獲得した民間用ドローン試験飛行基地が8月31日、正式に一般開放された。
▽200平方キロメートルの空域を開放
基地運営側の担当者によると、基地が提供する飛行可能空域の広さは200平方キロメートルに達し、青西郊野公園や上海大観園、太陽島観光リゾート区、東方緑舟といった有名な観光スポットと観光エリアをカバーしている。またその飛行高度は150メートル以下に制限されている。
民用航空華東地区管理局党委書記の姜春水氏は基地の除幕式で、「民間用ドローンの試験飛行に200平方キロメートルもの空域を提供するのは、一線都市ではめったにないことだ。現在、華東地区における実名登録されたドローンの数は4万台を超え、全国の三分の一を占めている。つまり、ドローンの急速な発展によって監督管理体制の改革が迫られていると言える。ドローン飛行は新しい分野で、国内外においても参考となる経験がないため、こうしたテストモデルを通じて、ゼネラル・アビエーションの改革を推進することが望まれている」とした。
姜春水氏は、「上海地域のドローン産業のニーズが大いに高まりをみせていることから、基地テストモデルの建設最優先選択エリアとなり、テストモデル運用団体の選定、場所の選択、基地建設、ハンドブック作成、現場検証といった前期段階での作業を通じて、基地はテスト運用の基本条件をすでに整えたと評価された」とした。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn