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中国人生物学者、世界で最も美しいヘビの人工繁殖に初成功 (2)

人民網日本語版 2017年09月06日14:16

模様が美しく、毒性もない。シンジュナメラは爬虫類マニアのペットになるのだろうか?丁利氏は、シンジュナメラにはペットとしての潜在力があると考えている。だが、その個体数は極めて少なく、生存環境も特殊なため、人間の干渉を受けると自然界からすぐに消えてしまいやすいという。そのため、徹底的な保護が必要だ。

現在、シンジュナメラはまだ国家重点保護野生動物に指定されていないが、四川省の地方保護種に登録され、保護されている。丁利氏は、「シンジュナメラが生息している自然保護区で保護活動を行うのが最適だ」と語っている。また、関連の保護区が将来の計画を作成する際に、ヘビとその生息環境の保護にも配慮し、更に方向性が明確で効果的な保護政策を研究機関と一緒に思案することを丁利氏は望んでいる。

丁利氏は蓄積されてきたヘビ類のゲノム情報に基づき、シンジュナメラとほかのヘビの起源と進化について深く研究することを望んでいる。また、丁利氏は人工繁殖を通して、シンジュナメラを保護し、人々に知られる存在になることも願っている。

シンジュナメラのほか、中国では自然に生息しているサンショウウオの数も極めて少ないが、人工繁殖の数が多い。多くのカメ類も同じような状況だ。「保護は個体を対象とするのではなく、生息環境そのものを対象とするべきだ」と丁利氏は指摘した。(編集HQ)

 「人民網日本語版」2017年9月6日


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