米国の最終目標は、依然として地域覇権だ。米国はアジア太平洋戦略で地域における「指導力」を繰り返し強調し、地域の安全保障を独占し、他国の正当な権益を侵害しようとしている。米国が入念にデザインした政策の背後にあるのは依然として冷戦思考であり、軍事同盟体制を借りて第三国を標的にする米国の意図は明白だ。これは現代世界の、平和と発展という時代の基調と相反する。
朝鮮半島核問題で、米側はかき乱し、中国は安定を維持しようとしている。中国は「デュアル・トラック」アプローチと「相互停止」提案、及び拡散防止と平和・対話促進を共に強化する「両強化」提案を推し進め、各国の利益と懸念に配慮し、溝の根本的解決を促している。中国はロシアと協力を強化し、朝鮮半島核問題の対話と協議を通じた平和的解決を強調し、緊張を招き、摩擦を激化させるいかなる言行にも反対し、朝鮮半島で戦乱が生じないようにしている。
国際社会が朝鮮に対して取るいかなる新たな行動も、核・ミサイル開発の阻止に立脚すると同時に、対話・交渉の早期再開に資するものであるべきだ。そして、どの国が地域の平和・安定を維持する責任ある大国であるのかは、一目瞭然だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月8日
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