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人民網日本語版>>経済

90後の消費概念 自分の喜ぶ快適な毎日を追求 (3)

人民網日本語版 2017年09月26日08:32

▽概念と理性が親に負けていない

少し前、「劇辛スナックを買うのにローンを組む」という話題がインターネットにたびたび登場した。データでも、ローンによる消費では、90後の利用度が80後、1970年代生まれ(70後)、1960年代生まれ(60後)を大きく上回ることがわかる。ローン消費や後払い消費を奨励するネット商品やツールが、若い人々の世界にますます多く入り込み、それにともなって疑問の声も上がるようになっている。

90後は本当に「宵越しの銭は持たない」のだろうか。こうした質問を当の90後にぶつけてみると、誰もが、「自分は確かにそういうローン消費商品を搭載、開通、使用したことはあり、周りにいる学生もそういう経験を多かれ少なかれしている」と話すが、だからといって彼らがローン消費商品を100%支持しているわけではない。

今年5月、アント花唄が発表した「2017年若者消費生活報告」によると、「中国の1億7千万人近い90後のうち、(消費ローンサービスの)花唄を開通させた人は4500万人を超え、平均して90後の4人に1人が花唄を利用していることになる」という。

だがこのサービスの機能を開通させたことが後払い消費を好むこととイコールとするのは、偏りのある見方だといえる。雷副研究員は、「70年代は90年代よりも確実に節約志向があると単純に決めつけることはできない。社会の変化により90後は幼いうちから消費との接触が始まり、家庭での教育により早くから関心がある場合などは、金銭に対する概念も理性も親たちに負けていない」との見方を示す。

一部の90後のローンによる後払い消費は彼らの聡明さと独立心を反映するものという人もいる。9月中旬には、有名科学技術メディアが調査結果のショートフィルム「ローンを利用する若者たち」を公開。登場する3人の90後はローン消費が提供する便利さと時間差を存分に利用し、起業スタート時期の財務圧力をうまく緩和し、自分に投資し、夢を実現させていた。このフィルムは中央政府の公式微信(WeChat)アカウントにも転載された。

こうしてみると、ローンと聞いてすぐ顔をしかめるのは、どうやら解釈のしすぎのように思われる。


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