夏休みが終わりに近づき、「微信」(WeChat)のモメンツは新学期準備の情報であふれている。「新学期経済」の後押しを受けて、北京市の文房具、コンピューター、携帯電話の各市場は新たな売り上げ繁忙期を迎えつつある。「国際商報」が伝えた。
いくつかの学校にある文房具店を訪れたところ、最近はどこも商売がすこぶる好調であることがわかった。北京市海淀区にあるオフィス用品・文房具店には、大勢の親たちが子どもを連れて文房具を買いに来ており、鉛筆、中性ボールペン、ノートなどのよく使う文房具は目立つ場所に置かれている。子どもと一緒に来て鉛筆を選んでいた王さんは、「文房具、弁当箱、鞄、制服、運動靴などを買い、大体1千元(1元は約16.7円)使った」と話し、もうすぐ小学校に上がる娘の学校の入学準備品リストをみせてくれた。
別の文房具店のオーナーは、「まもなく新学期が始まるので、文房具を買いに来る子どもが普段より多くなってきた。そこで商品をやや多めに準備している」と話し、販売員も、「毎年、冬休みや夏休みが終わりに近づくと、子どもを連れた親が大量の学習用品を買いにやってくる。この『ゴールデンシーズン』を着実につかまえるため、事前に人気商品を十分に用意しておき、品不足にならないようにしている」と説明した。
文房具市場だけでなく、コンピューターや携帯電話の市場も新学期シーズンは活発になる。家電市場では、大学入試が終わってすぐの時期や大学入学前に親が子どもに携帯電話を買う姿を見かける。
家電売り場にいたvivoの携帯電話の販売促進担当者は、「夏休みは携帯の売り上げ繁忙期。新学期を目前に控えて、生徒や学生の多くが機種交換を新学期の『初めの大仕事』と考えている。そこで親が子どもを連れて携帯を買う光景をよく目にすることになる。中高生は大体2千元くらいの機種を買い、大学生は相対的にブランドを重視するので、3千元前後の機種を買うことが多い」と話す。
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