国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日、今年は10月4日)に合わせて今月1日から8日が8連休となった中国。その復路の旅客の混雑に対応するため、西安鉄路局は旅客の必要に合わせて、発車時間や到着時間、座席数、寝台数を調整する全国初の「クラウドファンディング列車」を打ち出した。同試みは旅客の間で好評を博し、乗車率は100%に達した。北京晩報が報じた。
「クラウドファンディング列車」とは、旅客がオンラインプラットフォームを通して、乗る区間や日付、座席の種類などを選び、参加者が列車の総座席数の半分以上に達すると、鉄道当局がその列車を運行させるという試みだ。
今回、実現したのは「クラウドファンディング列車」2便で、1便(K8188)は今月7日午後11時33分に陝西省西安市を出発して、同省■林市(■は木へんに諭のつくり)に向かった。もう1便(K8187)は8日に同市から西安に向かった。座席数218席、普通寝台817席、一等寝台22席で、9月28日に西安鉄路局がクラウドファンディング情報を発表してから8日後の今月6日にチケットが完売となった。
同局客運処の王建林・処長は、「春節(旧正月)の時にもこの方法を必ず試し、少しずつ市場に馴染ませ、旅客が『オーダーメイド』の列車の旅を体験できるようにしたい」と説明した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月12日
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