中国工業と情報化部(省)の苗■部長(■は土へんに于)は19日に北京で、中国は世界トップの製造大国とネット大国になったことを明らかにした。工業情報化部が同日に発表した資料によると、中国モバイル決済の規模がすでに81兆元(約1377兆円)を超え、世界一となったという。
苗部長によると、総合的な実力の面からして、中国工業と通信業は安定的な運営を維持し、世界ナンバーワンの製造大国とネット大国という地位に立っている。イノベーション能力からして、宇宙飛行、高級装備、スパコン、新世代モバイル通信などの分野で目覚しい進歩が見られている。構造の最適化からして、戦略性新興産業と先進的な製造業の増長スピードは引き続き全ての工業の増長スピードを上回っている。情報化と工業化の融合からして、スマート製造のレベルが明らかに向上し、5Gの研究開発が速やかに発展しているという。
新業態と新モデルの発展に対し、当日に発表された「中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以来の中国工業と情報化発展の新成果」という資料を通し、中国モバイルアプリの数が累計して800万個を超え、ダウンロード量が累計して1兆5千億回を上回り、また、モノのインターネット(IoT)の産業チェーンが日増しに改善され、配置されたM2M(機械同士による自動制御システム)端末の数は1億を突破し、世界最大のM2M市場となったことが明らかになった。さらに、2016年の中国電子ビジネスの取引額が26兆1千億元(約443兆7千億円)に達し、全世界の電子ビジネス小売り市場の39.2%を占めているということもわかった。
「ネットの発展は、シェア自転車やモバイル決済などの各種のイノベーション応用を誕生させた。将来的には、インターネットの通信速度の引き上げと料金の引き下げを加速させ、デジタル経済の発展に力を注ぎ、消費者に発展の成果を更に享受させる」と苗部長は話した。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年10月20日
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