中国ではいつも「スキャン」して支払いを済ませている雲さんは、日本の東京の人気観光地・浅草でも同じようにして支払いができることに気づいた。新華社が伝えた。
店で馬油などの人気おみやげを買うと、レジの店員から「携帯電話の『微信』(WeChat)のQRコードを出してください」と言われた。店員はさっとスキャンして、支払いは完了した。
雲さんがおみやげを抱えて観光地を後にした時には、「微信銭包」(WeChatウォレット)が当日のレートで人民元で直接支払いを済ませていた。
こうした流れを通じて、小銭を探すこともなく、現金も要らず、両替の必要もなかった。
東京にあるディスカウントストアのドン・キホーテ渋谷本店では、これまで特別のテープカット式典が行われた。
関係者がタブレットのiPad(アイパッド)上でリボンをカットし、「微信支付」(ウィーチャット・ペイメント)が正式に導入されたことが宣言された。微信支付側にとってドン・キホーテは海外の100店目の旗艦店になった。
こうして観光客は微信を利用した直接支払いができるようになり、小銭を探したり両替したりする煩わしさから解放された上、細かい消費の記録がすべて残せるようになった。店舗側も会計が便利になったため、顧客をより大規模に呼び込めるようになった。
買い物から食事まで、宿泊から遊びまで、各地の特色を備えたますます多くの旅行項目に微信や「支付宝」(アリペイ)などの中国モバイル決済手段を使えるようになった。それと同時に、日本の企業も微信支付への意欲をますます高めている。
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