家電大手の海信(ハイセンス)は14日、日本の大手電器メーカー・東芝のテレビ事業の株式の95%を買収することを明らかにした。東芝のすべてのテレビ事業を手中に収めることになり、東芝ブランドの40年間の使用権も獲得する。買収金額は暫定的に129億円とされ、2018年2月に譲渡が完了する見込みだ。「北京日報」が伝えた。
海信グループの上場企業・青島海信電器股フン有限公司(フンはにんべんに分)と株式会社東芝はこのほど東京で、「(東芝の連結子会社である)東芝映像ソリューション株式会社の発行済株式の95%を、中国ハイセンスグループに譲渡することを決定した」と共同発表した。映像ソリューションはテレビとその周辺機器を主業務とし、日本に優れた研究開発チームを擁し、テレビの画質、チップ、音響などで確かな技術を積み上げてきた企業だ。譲渡が完了すれば、海信電気が東芝のテレビ製品、ブランド、運営・サービスなどすべての事業を獲得することになる。
海信電気の劉洪新会長は、「買収完了後、海信は双方の研究開発、供給チェーン、世界での販売ルート資源を統合して、市場規模を急速に拡大し、国際化の歩みを加速させる」と展望を語った。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月15日
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