中国の家電量販店大手「蘇寧電器」は12月28日、上海蘇寧無人店開店後50日間のビッグデータを発表した。統計データによると、上海無人店の売上は1日1万元(1元は約17.4円)に上り、50日間で累計延べ1万人の顧客を迎え、顧客1人あたりの購入額は約100元だった。人民網が伝えた。
購入1件あたりの最低単価は室内スリッパ(9.9元)で、定価39.9元から30元引きで9.9元。一方、無人店での購入1件あたり最高額は3万1980元だった。
無人店を最も頻繁に利用しているのはどういった人々なのか男女別でみると、女性が58.1%で男性が41.9%となっている。世代別では、「90後(1990年代生まれ)」が最多で45.7%。また、購入頻度・購入額いずれにおいても、新しい物を試すことに最も熱心な「90後」が無人店を最も良く利用しており、店内の商品の約半分は彼らが購入していた。
五角場蘇寧易購ECショップの朱偉店長は、「オープン当初と比べ、無人店には、Rexaxアラジンランプ、マカロン・ミニ加湿器、洗顔神器、カラオケアプリ『Chang Ba(唱吧)』マイクマスタンドなど、多くのハイテク性能を備えた興味を引く商品が増えている」と指摘した。
このほか、データによると、開店後50日間で、無人店の店内ビッグデータ顔認証システムは、累計8755人の買い物客に対し、1万5766種類の商品を推薦し、最も頻繁に推薦された商品は、スポーツ用ブレスレットだった。蘇寧電器は、上海にさらに2~3店舗の無人店を開業する計画で、そのうち1店舗は春節(旧正月。今年は2月16日)前に開業する見込みだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年1月3日
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