今年の冬休み、春節(旧正月、今年は2月16日)期間中、中国政府の関連当局は、違法なネットライブ配信、オンラインゲーム、カルトアニメ・ゲームなどを集中的に摘発し、健全な教育の宣伝を強化し、青少年が健全で安全にインターネットを利用できるよう導くため、全国各地でキャンペーンを実施した。人民日報が伝えた。
最近、中国のネットライブ配信では、低俗であったり、富を露骨に誇示したり、品の悪い内容であったり、善悪の基準を下げたりする内容が増え、その問題が深刻になっていた。また、海外のカルトアニメ・ゲームが中国でも拡散し、未成年の健全な成長に悪影響を及ぼしていた。
中国政府は法律に基づいて、動画製作業者摘発を強化し、摘発された業者と業務提携し、配信プラットフォームを提供していた業者も捜査対象としたほか、違法なネットライブ配信、オンラインゲームなどの摘発を強化した。北京市では約20日間で、カルトアニメ・ゲームなど、違法なリンク約210万件が削除された。天津市は、ゲームポータルサイト「核弾頭小遊戯網」がカルトゲームを配信していたとして、行政処分を科した。
冬休み期間中、ポルノ・違法情報の取り締まりを行う中国全土の「掃黄打非弁公室」は、安全にインターネットを利用するよう子供たちに促すアニメ動画5話を用意した。湖南省では、瀟湘国際影城の待合ホールのスクリーンや通路のLEDディスプレイでその動画を流した。重慶市港航当局は、船のテレビやモバイル動画設備を通して動画を流した。広東省広州市は、H5電子版お正月カードや微信(Wechat)のスタンプを作成して、動画のPRを行い、ネット上での転載回数は25万回以上となった。
中国鉄路北京局集団有限公司は、未成年の健全な成長に悪影響を及ぼす出版物が駅構内に入るのを防ぐよう、管理体制を強化したほか、北京駅、北京西駅、北京南駅、京津(北京-天津)都市間鉄道、京滬(北京-上海)高速鉄道、京広(北京-広州)高速鉄道の一部の列車内で動画を流し、合わせて延べ2000万人が視聴した。
中国全土の「掃黄打非弁公室」は今年、さらに子供たちを守るためのキャンペーンを展開し、ネットライブ配信、オンラインゲーム、低俗な情報などの摘発を強化し、違法で有害なわいせつな出版物、情報根絶に努め、未成年が健全に成長できるよう保護する方針だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月7日
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