携程旅遊が2日に発表した「ピーク回避旅行報告」によると、エアチケットやホテルの宿泊料金の大幅な値下がりにともない、2月下旬から3月にかけて、海外旅行代金は春節(旧正月、今年は2月16日)連休中に比べて約50%、国内旅行代金は同約40%低下していることが明らかになった。北京日報が伝えた。
携程旅遊の専門家は、「一部の海外・国内ツアーの代金の値下がり率は6割を超えている。また、観光客の中には、花見ツアーの出発日を繰り上げる人も出始めている。エアチケットやホテルの宿泊料金が次々値下がりしていくのにつれて日本への花見ツアーやチベット林芝への桃鑑賞ツアーの人気が高まっている」と紹介した。
携程旅遊のピーク回避旅行のビッグデータによると、海外旅行で人気の旅行先のひとつであるタイへのツアー価格は、すでに「半額」以下にまで下がっている。たとえば、「タイ・バンコク+パタヤ5泊6日ツアー」の場合、ツアー代金は連休後値下がりし続けている。2月15日出発と16日出発のツアー代金は1万元(1元は約16.7円)を上回っていたが、3月初めの出発日の価格は、4千元前後から設定されている。このほか、各種ツアー商品を見ると、海外アイランドツアーの値下がり幅が最も大きく、セイシェルやサバ、プーケット島へのツアーの下落幅は50%以上となっている。携程とQunar.Comのビッグデータを総合的に分析すると、連休後のピーク回避海外旅行のなかで、ツアー価格値下がり幅が最も大きい十大目的地は、セイシェル、ドバイ、日本本州めぐり、香港、シンガポール、サバ、米国西海岸、カンボジア、プーケット島、スリランカだった。
国内民間エアラインの市場を見ると、3月はオフ・シーズンとなっており、人気路線も価格が下がる一方で、下落幅が90%を上回る路線もある。たとえば、国内人気観光地の三亜の3月2日時点のデータを見ると、上海発三亜行きフライトの3月の最低価格はほぼ420元前後を維持している。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月5日
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