湖北省武漢市で3月31日に開催された「全国人体臓器移植記念・普及啓発イベント」において、中国で一般市民による死後臓器提供試行が始まった2010年3月から現在までの8年間で、臓器提供によって累計4万6千人以上の命が救われたことが明らかになった。新華社が報じた。
イベント会場では、出席者により生前に多大な愛の心から臓器提供という道を選んだ故人たちに対して黙とうが行われた。また一部のレシピエント(臓器移植を受けた人)、ドナーの遺族、臓器移植に関わった医師、移植コーディネーターの代表が壇上で、臓器移植事業に携わった感想や体験を分かち合った。
中国赤十字会中国臓器提供管理センターの侯峰忠・副主任は、「今年3月28日の時点で、一般市民が死亡した後の臓器移植事例は累計1万6500例、移植された臓器は約4万6500個に達し、年間臓器移植件数はアジア首位、世界第2位となった」と紹介した。 中国赤十字会総会と衛生部(当時)は2010年3月から一般市民が死亡した後の臓器移植制度の試行をスタートし、人々は回復の見込みがもう無い状況において、他者の命の中で生き続けられるよう、自らの意志で、利用可能な臓器を無償で提供するよう提唱してきた。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月2日
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