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初の国産空母が「遼寧」を上回る点(1)

人民網日本語版 2018年04月02日09:59

初の国産空母は2017年4月26日の進水以来、世界中の注目を集めている。国産空母は2012年9月25日に海軍に引き渡された「遼寧」と同じ流れを汲むが、重大な技術改良が多くなされている。では、初の国産空母はどのような点で「遼寧」を上回るのだろうか。中国青年報が伝えた。

■海空立体作戦に狙い

初の国産空母は「遼寧」を基礎に全面的な技術の高度化を実現した。両艦の最大の違いは機能の位置付けと任務・用途にある。「遼寧」の機能的位置付けは第1に空母の科学研究・試験プラットフォーム、訓練プラットフォームであり、主要任務は空母艦載機の数多くの科学研究・試験任務を達成し、艦載機パイロットの選抜と訓練を行うことにあった。5年余りの模索と訓練を経て、「遼寧」はすでに海上編隊作戦能力を形成するにいたった。一方、初の国産空母は当初より大型艦載機作戦プラットフォームとの位置付けであり、中国海軍の空母総合作戦力構築の征途における新たな出発点だ。

空母は艦載機を主要兵器とする海上大型作戦プラットフォームであり、「海上の移動空港」とも呼ばれる。歴史を振り返ると、空母はわずか20年余りで戦艦に完全に取って代わって海上の覇者となり、海上作戦を戦艦・巡洋艦主導の「巨艦大砲時代」から、空母戦闘群、艦載戦闘機、対艦ミサイル主導の「海空立体ミサイル戦時代」へと移行させた。

現代の海上機動作戦において空母戦闘群は代替不能な地位と役割を持ち、その総合作戦能力は主に(1)艦載戦闘機と搭載兵器の数量と質(2)空母戦闘群中の戦闘艦と艦載兵器の数量と質及び編隊作戦能力――により評価される。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年4月2日

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