中国宇宙飛行士センターが30日に発表した情報によると、同センターは50年間の発展を経て、革新を続け飛躍を試み、有人宇宙飛行の重要技術において9種の重大な突破を実現したことを明らかにした。新華社が伝えた。
同センターの前身である宇宙医学・工学研究所は、1968年4月1日に設立された。同センターは50年間にわたり、中国の特色ある宇宙医学・工学発展の道を歩み、有人宇宙飛行の重要技術9種の重大な突破を実現し、独自に宇宙飛行士を育成できる世界3位の宇宙飛行士センターになった。
1.宇宙飛行士選抜・訓練体制を完備し、宇宙飛行シミュレーターや無重力シミュレーター、船外宇宙服試験ルームなど10以上の大型地上訓練・試験施設を建設し、優秀な宇宙飛行士21人を選抜・育成した。
2.中国の特色ある宇宙飛行士健康保障メカニズムを構築し、中国・西洋医学を結びつけた宇宙飛行士健康保障の道を歩んだ。
3.宇宙船環境制御・生命保障重要技術を把握し、宇宙飛行士の短期飛行から中長期飛行に至る生命安全保障を実現した。
4.「飛天」船外宇宙服を始めとする宇宙飛行士の各種機能服を自主開発し、宇宙飛行士の優れたイメージをアピールした。
5.6大類・100種の宇宙食を開発・生産し、「舌の上の中国」を遥かなる宇宙にまで持ち込んだ。
6.100件弱の有人宇宙科学試験を計画・完了し、今後の宇宙ステーションの建設と深宇宙探査の貴重なデータを蓄積した。
7.宇宙船設計と飛行試験の各段階における医学的要求を打ち出し、有害環境要素の医学評価基準と評価方法を全面的に構築した。
8.ペンギン服、宇宙砲台などの各種無重力防護措置を設計し、宇宙の特別な環境による宇宙飛行士への悪影響を効果的に緩和した。
9.宇宙人間工学評価体制を構築し、宇宙飛行士の安全性と、各種作業の効率的な完了を保証した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月3日
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