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ドッキング目標機「天宮1号」が大気圏再突入して退役

人民網日本語版 2018年03月27日13:49

中国有人宇宙事業弁公室が発表した情報によると、ドッキング目標機「天宮1号」は25日現在、平均高度約216.2キロ(208.1−224.3キロ)の軌道上を飛行している。船体は完全な状態を保っており、間もなく大気圏に再突入し燃え尽きることになる。新華社が伝えた。

北京宇宙飛行制御センターと専門機関の分析によると、天宮1号の大気圏再突入の時期は今月31日から来月4日の間になるとしている。中国有人宇宙事業公式サイトは毎日、関連観測・予報情報を発表する。

天宮1号は2011年9月29日に打ち上げられ、ドッキング目標機と位置付けられた。主にその後の有人宇宙船「神舟」にサービスを提供し、技術検証を行った。神舟と比べ、天宮1号は宇宙飛行士の活動空間を大幅に拡大してその広さは15立方メートルに達し、宇宙飛行士3人が勤務・生活するための需要を満たした。その前方には受動連結構造があり、宇宙船とドッキングすることができる。

天宮1号と神舟8号は2011年11月3日にドッキングに成功し、これにより中国は世界で3番目に同技術を確立した国になった。また神舟9号と天宮1号が2012年6月18日にドッキングに成功し、中国は初めて有人宇宙ドッキングを実現し、宇宙飛行士の景海鵬氏、劉旺氏、劉洋氏が初めて「天宮」に足を踏み入れた。神舟10号と天宮1号は2013年6月13日にドッキングし、宇宙飛行士の聶海勝氏、張暁光氏、王亜平氏が天宮1号に入り、宇宙船の軌道上メンテナンスなどの試験を展開した。王氏は6月20日午前に「宇宙授業」を行い、全国の中学8万校余りの教職員・生徒6000万人以上がその生中継を視聴した。これにより中国の宇宙・地球間通信能力がさらに検証された。

軌道上運行中、天宮1号は神舟8・9・10号と6回のドッキングを行い、各種予定任務を遂行し、中国有人宇宙事業の発展に重大な貢献を成し遂げた。天宮1号は2016年3月16日に正式にデータサービスを終了し、歴史の使命を完遂し、軌道減衰期間に入っている。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年3月27日

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