中国企業が初めて建造し、独自の知的財産権をもつ2万TEU級超大型コンテナ船「中遠海運白羊座」が初めて天津港太平洋国際コンテナ港に入港した。天津港の輸出入コンテナの取り扱い量の増加に一役買うことになると期待されている。新華社が報じた。
中遠海運集団が運行を担う 「白羊座」は、その船長が400メートル、船幅58.6メートル、型深30.7メートル、最大積載量19.7万トンで、甲板の面積は標準的なサッカー場の4倍以上の大きさで、世界最長となっている。燃費が良く、積載できるコンテナが多く、高度にスマート化され、寄港能力も高いという特徴を備えている。また積載量や運行速度、安全性などの指標はどれも世界最先端の水準となっている。
「白羊座」は「海運アライアンス」の欧州ルートに投入され、天津港を出発して、華北や華東の主な港を経由して、シンガポール、ドイツ、ベルギー、オランダ、ギリシャなどに寄港する。
中遠海運集団は今年、同ルートのグレードアップを計画しており、2万TEU級超大型コンテナ船を8ルートに投入する予定で、同社最大の業務となる。また、同社は4月、天津港に南アフリカと結ぶ大型コンテナ船1ルートと、東南アジアと結ぶ大型コンテナ船2ルートも開通させる予定だとしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月4日
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