名門校を卒業した「エリート」が脱サラしてごく普通の業界で働くと聞くと、それまでの教育が無駄になったと考える人もいれば、自分のしたいことをしていると考える人もいるだろう。浙江大学コンピューター・ソフトウェア学院を卒業した黄城さんは2年前にまさにこの脱サラという一大決心をして、シャコ料理の専門店を開いた。
大学院卒業後、黄さんはオーソドックスな流れでIT大手・網易に入社し、5年間プログラマーとして働いた。しかし、友人とマレーシアに旅行に行った時に、大きなシャコを食べたのをきっかけに、浙江省杭州市に帰ってから、シャコ料理の店を開くことを思い立った。
新鮮なシャコを仕入れるために、黄さんは山東省や浙江省舟山市、ひいては東南アジアにも視察に足を運んだという。
シャコの食べ方というと蒸して食べるといったシンプルな食べ方が一般的であるものの、黄さんの店では塩漬け卵の黄身をまぶした食べ方のほか、ドリアンなどを使った十数種類の食べ方を提供している。
黄さんは、「大手企業をやめて飲食業界に入った当初、家族はやっぱり心配していた。でも、自分の好きな食べ物をたくさんの人に食べてもらうというのはとてもやりがいがある」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月28日
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