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デートよりもゲームが好き 中国の1990年代生まれ約5割が「社交不安障害」

人民網日本語版 2018年08月28日09:31

「中国統計年鑑2017」のデータによると、2016年における中国の未婚者は計2億1800万人で、ロシアと英国の人口の合計を上回った。そのうち、抽出法に基づき換算していくと、20−49歳の男性は女性を1338万3500人上回っており、結婚と恋愛は国民生活における難題として、頻繁に取り上げられるようになっている。中国日報網が伝えた。

中国の有名な婚活サイト「有縁網」はこのほど「90後(1990年代生まれ)大衆結婚・恋愛行為報告書2018」(以下、報告書)を発表し、人々の結婚・恋愛習慣を明らかにしている。

◆ルックスは重視しない、デートはネットで

同報告書によると、90後はルックスについてそれほど過度な条件を設けていない。このルックス重視の時代において、彼らはその点を重視していない。90後が最も重視する3つの要素は「三観(世界観、価値観、人生観)」(54.8%)、「家庭観」(49.2%)、「性格」(36%)で、ルックスとファッションセンスは出身地や年齢などよりも優先度の低い条件となっているほどだ。

生活リズムが加速し、日常における時間が細分化され、インターネットが隅々にまで浸透していることで、90後の暮らしは全面的なネットワーク化が進んでいる。そして彼らの交友関係から結婚・恋愛の問題もまたネット化の傾向を示している。90後の62.6%以上が、ネット上でデートや結婚・恋愛の相手を探すと回答した。

さらに「デートはオフラインでとは限らない」と答えた90後は37.4%に達しており、こうした現象の主な原因は引きこもりにあるとみられている。そしてそんな90後の暇つぶしの方法のトップは「ゲームと動画」だった。

◆交際には消極的、目新しいスタイル求める

回答者の58.6%以上が、「自分は社交不安障害」としている。生活のストレス、時間の細分化により、90後はオフラインにおいて異性と知り合うチャンスが減っている。そのため気まずい雰囲気を恐れ、会話が不得意な人が増えている。現在、現代の若者によりマッチした交流イベントを如何に打ち出し、若者たちをバーチャルの世界からリアルな世界へと踏み出させるかが、若者の結婚・恋愛問題を解決する上での課題となっている。

同報告書によると、90後は単なる顔合わせや食事会といったイベントに対してそれほど興味を抱いていない。8割以上が「8分間合コン」などの従来の交流イベントへの参加を拒否しており、彼らはより新鮮なスタイルのイベントを求めている。人気の高かったイベントトップ3は「ホームパーティー」(48.3%)、「短距離旅行」(32.7%)、「屋外イベント」(26%)となっており、50人前後の規模が最も好まれていた。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年8月28日

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