阿里巴巴集団(アリババ)は8月23日に2019年度第1四半期(4〜6月)の決算を発表した。
同期の収入は前年同期比61%増加して809億2千万元(1元は約16.3円)に達した。中核となるEC事業の収入は691億8800万元で同61%増加した。利払い・税引き・償却前利益(EBITA)は265億200万元、中核EC事業のEBITAは327億9700万元で同22%増加した。
非GAAP指標(GAAPは米国会計基準)に基づいた利益が201億100万元に達したと同時に、アント・フィナンシャルの評価額が大幅上昇し、社員に支給する現金以外の株式報酬の支出が111億8千万元に上り、株式報酬の総支出は163億7800万元に達し、GAAPに基づいた利益は76億5千万元となって、株式報酬の影響を払いのけた。同期には、アリババの利益が同33%増加し、フリーキャッシュフローは263億5800万元だった。
▽コア事業が60%増加
19年度第1四半期のアリババの中核となるEC事業の収入は691億8800万元に上り、同61%増加した。輸入事業、新小売の盒馬鮮生、デパートの銀泰百貨を中核とする新小売事業の分野の収入は同340%増加した。
同期の新小売分野において、アリババはアントと提携し、95億ドル(1ドルは約111.0円)を投じてフードデリバリーサービスのElemaの100%買収を完了した。
また同決算によると、アリババは持ち株会社を設立し、国内での生活サービスの中心的な企業とし、Elemaと生活情報サイト・口碑のの2大事業を擁し、また30億ドルを超える投資の承諾を受け取り、今後はElemaのデリバリーサービスと口碑を経由した実店舗での消費がより緊密に連携していくことになるという。アリババの新小売の視野を拡大したことで、EC、オフライン小売、生活圏の限界性が打ち破られ、Elemaと口碑だけでなく、盒馬、大型ショッピングセンターの高■(品の口が金)零售などの業務機関の間でも、さまざまな反応が急速に現れている。
これについてアリババの武衛最高経営責任者(CEO)は、「決算期間内の集団の総収入の増加率は61%に達し、一時的な項目の影響を除外すると、同期の利益は力強い伸びを示した。集団の中核的EC、クラウドコンピューティング、デジタルメディア、エンターテインメントを含む各主要事業区分がめざましい成長を遂げた」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年8月27日
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