香港地区のテーマパーク・香港海洋公園は21日の記者会見で、広州から深センを経由して香港地区に入る広深港高速鉄道の香港地区区間と港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋が相次いで開通したことで、中国大陸部から同パークへのアクセスが一層便利になるのを背景に、高速鉄道やバスのチケットが付いた優待チケットセット3種類のほか半年以内であれば2回入場できる優待チケットを打ち出すことを発表した。新華社が報じた。
香港海洋公園によると、優待チケットセット3種類は、高速鉄道と海洋公園のチケットを買うと約120香港ドル(約1700円)分の食事券がついてくるセット、珠海からのバスチケットと海洋公園チケットの420香港ドル(約5900円)のセット、港珠澳大橋を通るバスチケットと海洋公園チケットの450香港ドル(約6300円) のセットとなる。2つ目と3つ目のセットは、珠海人工島と指定の都市から港珠澳大橋を通って海洋公園に行くバスのチケットが無料で付いてくる。半年以内なら2回入場できる優待チケットは650香港ドル(約9000円)だ。
海洋公園の李縄宗・最高経営責任者(CEO)によると、香港地区、中国大陸部、海外の入園者数の割合は4∶4∶2で、中国大陸部からは高速鉄道を利用する人が非常に多い。広深港高速鉄道の香港区間と港珠澳大橋が開通すると、中国大陸部から一層多くの人が香港、特に車で6時間以内の都市を訪問するようになると予想されている。
広深港高速鉄道の香港区間と港珠澳大橋が相次いで開通するため、海洋公園は最近、華南、華中から個人旅行で香港を訪問する人の開拓を強化している。李CEOは、「一線都市のほか、当パークは福州、厦門、長沙、武漢などの都市からもさらに多くの個人旅行客が来ることを願っている。現在、港珠澳大橋や広深港高速鉄道西九龍駅から直接当パークまで、いかに一層便利に来てもらえるかを検討中だ」と話す。
海洋公園は今後数ヶ月にわたり、広州、珠海、貴陽、福州などの都市でPR活動を展開し、同パークに関連した旅行商品のPRを強化する。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018 年8月22 日
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