各地の大学では次々に新学期が初まり、00後(2000年代生まれ)の初めての新入生がキャンパスライフをスタートさせた。ノートパソコン、スマートフォン、タブレットPCなどの「従来の人気製品」はもはや当たり前で、天猫(Tmall)の新学期シーズンのデータによれば、「新三種の神器」は電動二輪車、ドローン、スマートウォッチを代表とする新興科学技術製品で、00後が最も多く買い求め、キャンパスに持ち込む製品だという。「杭州日報」が伝えた。
浙江大学紫金港キャンパスの人通りの多い角に立って観察すると、大勢の学生が自動二輪車に乗って次々にやって来る。00後新入生の金天沢さんは、「キャンパスが広くて、寮の建物から授業のある建物まですごく遠い。自転車やバイクは盗難に遭いやすいので、自動二輪車にした。便利だし流行っているから」と話す。
同大都市学院の芝生の上の空を見ると、2台のドローンが飛んでいる。非常に低空を飛行しており、初心者が練習しているように見える。そのうちの一人、新入生の軍事トレーニング着を着て操縦していた劉さんは、「高校生の時にドローンで遊びたかったけれど、勉強が忙しくてできなかった。受験が終わるとすぐにミドルロークラスのドローンを買った。航空撮影は自分の大学生活で大きな比重を占めることになる。これがないとキャンパスライフは完璧じゃなくなる」と話す。
2年生の胡睿蕊さんは、「連続ドラマが好きで、実家では大画面テレビを見慣れているので、大学生の数年間、ノートパソコンでドラマを見るなんて耐えられない。ということで、ルームメイトとお金を出し合って1999元(1元は約16.3円)の明基のプロジェクターを買った。寝室の白い壁をきれいにして、ここに映して見ている」という。
▽オンラインでできるならオフラインにはいかない
市内のデジタル製品ショップをいくつか見て回ったが、人でごった返す買い物風景は見られなかった。頤高デジタルショップ学院路店の聯想(レノボ)専用コーナーの店員は、「新学期シーズンだからといって店の売り上げがすごく伸びるわけではない」と話す。
だが淘宝(タオバオ)のアプリケーションで検索すると、価格599元の猛■(けものへんに馬)王の自動二輪車が一月で3万台以上も売れており、1999元の小米の9号自動二輪車も3750台を売り上げた。128~448元の小JIANGの4軸で空撮可能なドローンが毎日1千台以上売れ、1万元以上する大疆の「御」Mavic2シリーズのドローンも月に2426台の販売量を達成している。ここから「新神器」の爆発的な売れ行きがうかがえる。
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