グローバル化シンクタンク(CCG)と中国教育学会がこのほど共同で発表した報告書「2018年人的資源強国方向---人的資源競争力指数」によると、現在は先進国に構造的な変化が起きており、一部の先進国で人的資源の競争力が目立って低下した。中国の人的資源競争力番付は世界13位に上昇し、人的資源強国の仲間入りまであと少しだ。中国の人的資源競争力の規模における優位性は、今や一人あたり平均の優位性へと転換しつつあり、人的資源開発の寄与レベルは世界5位に躍進し、中国はこの指標の進歩のペースが世界一速い国になった。中国経済網が伝えた。
CCGの王輝耀代表は、「現在、各都市の間で人材争奪戦が行われている。教育が国のソフトパワー構築の中核になり、人的資源をよりよく発展させるにはどうするかが、国の大きな座標軸になった」と話す。
18年競争力指数の変化をみると、中国の競争力向上が目立ち、00年の32位から19位順位を上げて13位になった。人的資源強国へ大きく踏み出しており、評価の対象となった国の中で上昇ペースが最も速かった。
同報告書によると、中国の人的資源競争力の規模における優位性が一人あたり平均の優位性へと転換しつつあり、開発の質が向上を続けている。中国の人的資源開発には良好な「成長性」が備わり、その未来には大きな可能性がある。中国の特許出願件数は世界1位、一人あたり平均は世界4位だ。
中国は長期にわたり人的資源で先進国に追いつき、追いつくための戦略を実施してきた。競争力の評価では、中国と米国の競争力の変化が特に目を引いた。00年には中国の競争力は米国の62.17%だったが、18年は79.82%になり、「成長係数」は17.65ポイントに達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月15日
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