外交部(外務省)の華春瑩報道官は17日の定例記者会見で「中国は途上国との協力において『親誠恵容』『真実親誠』の理念を一貫して堅持しており、これまで相手国の内政に干渉したことはなく、いかなる政治的条件もつけていない。われわれは米国など一部の国が、中国のアフリカなど途上国との協力を客観的に受け止めることを望む。色眼鏡をかけてとやかく言うよりも、中国のように途上国のために実際的な事を多くした方が良い」と述べた。
【記者】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は、このほど米国の対アフリカ戦略について演説した際、「『一帯一路』建設の最終目的は中国が世界で覇権を図るための条件を整えることだ」と述べた。これについてコメントは。
【華報道官】われわれが繰り返し述べてきたように、「一帯一路」は中国側の打ち出した国際経済協力構想であり、地政学には関係せず、ましてや誰かと競争するための戦略的ツールではない。中国側が「一帯一路」共同建設を推進するのは、各者の平等互恵の協力を通じて、世界経済に新たな原動力を与え、各国の共同発展を促進し、発展の不均衡を減少させることが目的だ。
「一帯一路」構想は過去5年間で国際社会の広範な支持と参加を得て、世界の注目する前向きな成果を挙げた。アフリカ諸国を含む数多くの途上国が「一帯一路」建設に積極的に参加し、数多くの「一帯一路」協力事業がアフリカ大陸で根を下ろし、開花し、実を結び、アフリカの人々の幸福を力強く促進してきた。「一帯一路」をどう評価するかについて、最も発言権があるのはこうした協力パートナー国だ。実際、アフリカの一部の国の指導者はすでに鮮明な立場を表明している。
中国は途上国との協力において「親誠恵容」「真実親誠」の理念を一貫して堅持しており、これまで相手国の内政に干渉したことはなく、いかなる政治的条件もつけていない。この点について国際社会ではとっくに知られている。われわれは米国など一部の国が、中国のアフリカなど途上国との協力を客観的に受け止めることを望む。色眼鏡をかけてとやかく言うよりも、中国のように途上国のために実際的な事を多くした方が良い。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年12月18日
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