ロシア・シベリア北東部にある村・オイミャコンでこのほど、マラソン大会が開催された。しかし氷点下52度という厳し過ぎる寒さのため、完走者はゼロだった。
極寒の地・オイミャコンは世界で最も寒い居住地で、村民約500人が年間通じてこの地に暮らしている。
今月5日、そんなオイミャコンでマラソン大会が開催され、この極限に挑戦しようとロシアやフランス、タイからやって来たランナー16人が参加した。当日の気温は氷点下52度。極寒に耐えられるように、16人は防寒着をしっかり着こみ完全武装で臨んだものの、室内から出るとすぐに鼻水も凍ってしまうほどの寒さ。結局、完走できた人はなんとゼロだった。ゴール地点に最も近づいたのは38キロ地点まで走った選手で、ゴールまであとわずか6キロだったが3時間53分かけてそこまでたどり着き、惜しくもリタイア。ある取材に応じた選手はヒゲだけでなくまつ毛まで凍りついていた。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月14日
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