中国、次世代ラジオ・テレビブロードバンドチップセットを開発

人民網日本語版 2019年03月22日14:46

21日に開催されたCCBN2019中国ラジオ・テレビ情報ネットワーク展覧会において、南京宇都通訊科技有限公司は独自開発したチップセットを搭載した「ラジオ・テレビ次世代ブロードバンド接続基準HINOC2.0」実証システムを展示し、完全に独自の知的財産権を持つHINOC2.0無線周波・ベースバンドチップセットを正式に発表した。同モデルシステムは最近、標準制定先導機関の広電総局広播科学研究院のテストに合格した。テストの結果によると、同システムの主要指標は世界大手の同類標準製品に並び、600MB/sの下り速度を実現した。科技日報が伝えた。

ラジオ・テレビネットワーク特有の光ファイバー+同軸ケーブルという配線方法と、HINOC2.0標準製品の優れた性能を結びつけることで、ラジオ・テレビ接続ネットワークに光ファイバーより安価な100MB接続改造プランを提供している。これまで国内の同軸ケーブルブロードバンド伝送は、海外企業の標準とチップを使用していた。市場が海外企業に独占され、通信安全も自ら掌握していなかった。

南京宇都通訊科技有限公司が開発した中国初となる同チップセットはこの問題を解消した。同社は2013年11月に広電総局広播科学研究院と戦略的協力協定に署名し、中国広電の次世代ブロードバンド接続標準HINOC2.0の制定とチップの研究開発に参加した。中国工程院の倪光南院士が首席技術顧問に就任し、王俊峰博士を中心とする海外帰国者チームが4年近くの独自開発を展開し、HINOC2.0チップセットを開発した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年3月22日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング