2019年世界卓球、中国が8年ぶりに全5種目制覇 (2)

人民網日本語版 2019年04月30日10:04

〇劉詩雯選手、東京五輪で金メダル3個の可能性あり

2009年に初めて世界卓球女子シングルスに出場してから2019年の今大会で念願の女子シングルス優勝を果たすまで、オリンピック覇者の劉詩雯選手は、「十年一剣を磨く(長年修練を積み、何かを成し遂げること)」だった。中国卓球界には、「オリンピックイヤーの前年の世界選手権女子シングルスで優勝すれば、翌年のオリンピック女子シングルス代表の出場資格がほぼ確定する」という不文律がある。このことから、劉選手は来年の東京オリンピックで女子シングルスの代表として出場することがほぼ決まった。中国チームは女子団体に3人の主力を派遣する予定で、うち2人は女子シングルスに出場する。過去大会と異なるのは、東京オリンピックから混合ダブルスという種目が新たに追加された点で、各国の卓球協会は混合ダブルスに1組しか派遣できず、かつ、卓球代表の選手枠(人数)は増やすことができない。劉選手は今大会の混合ダブルスでも優勝したので、劉選手が東京オリンピックで計3種目に出場するのか、はたまた女子シングルスか混合ダブルスのどちらか一方に出場するのかについては、中国にとって贅沢な悩みとなるだろう。

劉国梁会長は、「東京オリンピックにはどの種目であれ、最強メンバーの布陣で臨む。どういう戦略が最も有利となるのか。本番まであと1年ある。これからさまざまな変化があり、競争は極めて動的で、最後の最後まで確定しないだろう。ただ、何よりも重要なのは選手たちの精神力と体力だ」とコメントした。

「今大会の出来栄えを見る限りでは、2冠に輝いた王馬竜・劉詩雯の両選手は、3種目に出場できる力量がある。能力と身体が万全であれば、理論上それは可能だ」と劉会長は続けた。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年4月30日

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