国家スパコン鄭州センターが建設準備に

人民網日本語版 2019年05月15日11:04

河南省科学技術庁が発表した情報によると、国家スパコン鄭州センター(以下「同センター」)は先ごろ科学技術部(省)から建設の認可を得た。これにより全国で7番目に建設を認められた国家スパコンセンターとなり、また科学技術部が認定管理方法を発表してから初めて建設が認められた国家スパコンセンターとなった。科技日報が伝えた。

建設準備プランによると、同センターは鄭州大学が建設・運営を担当し、2020年上半期の竣工を予定。技術が先進的で自主的に制御可能な次世代スパコンシステムを配備する。ピークの計算能力は100ペタFLOPS(ペタFLOPSは毎秒1000兆回の計算能力)、容量は100PBで、計算能力で世界トップ10入り(同期)を目指す。

同センターはAIや設備製造、精密医療、バイオ育種などの重点的な特色ある応用を展開する。全国的に重要な影響力を持つ戦略的インフラ及び重大科学研究装置の建設に力を入れ、高級情報人材育成・輩出の策源地を作りあげる。また河南省の産業モデルチェンジと発展に対し、計算力という点で強力なサポートを提供する。

スパコンの能力は一国の科学技術中核競争力及び総合的な国力の重要な象徴で、スパコンを核心的ツールとする国家スパコンセンターは国家戦略的情報インフラで、科学技術革新戦略プラットフォームだ。現在までに中国では天津・済南・長沙・深セン・広州・無錫に6つの国家スパコンセンターが設立されている。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年5月15日

  

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