中国対外貿易は安定の中で成長し原動力は増強を続ける

人民網日本語版 2019年05月10日14:21

2019年4月18日、第125回中国輸出入商品交易会(広交会)の会場は黒山の人だかりだった。(画像提供:人民図片)

展示館には人の波が引きも切らず、素晴らしい商品が所狭しと並び、200数ヶ国・地域から多彩なバイヤーが次々にやって来る……5月5日に閉幕した第125回中国輸出入商品交易会(広交会)では、輸出取引額が累計1995億元(1元は約16.1円)に達した。取引額よりもさらに注目されるのは、参加した中国の対外貿易企業の革新(イノベーション)・バージョンアップの歩みが加速し、ハイテクで高品質かつ付加価値の高い出展商品が展示会で大歓迎される「人気者」になったことだ。

広交会は以前から「対外貿易のバロメーター」と呼ばれ、この窓口を通して、中国対外貿易発展の新たな動向を観察することができた。今年に入り、中国の対外貿易は複雑な外部環境や諸々の不確定要因に直面しながら、安定の中で成長する流れを保ち、内生的原動力が増強を続ける。

規模をみると、輸出入総額が安定的に増加した。1~4月の物品貿易の輸出入額は9兆5100億元(1元は約16.1円)に上り、前年同期比4.3%増加した。このうち輸出は5兆600億元で同5.7%増加し、輸入は4兆4500億元で同2.9%増加した。

構造をみると、高い品質の発展がさらに次のステージへ進んだ。1~4月の輸出商品構造は最適化が進み、付加価値の高い輸出商品が増加し続けた。このうち電気機械製品の輸出額は2兆9700億元で同4.5%増加し、輸出全体の58.6%を占めた。民間企業の輸出入額は3兆9千億元で同11%増加し、対外貿易全体の41%を占め、割合は同2.5ポイント上昇した。

習近平総書記は、「貿易大国から貿易強国への移行を加速し、対外貿易の伝統的な優位性を突き固め、競争の新たな優位性を育成し、対外貿易の発展の可能性を開拓し発展させ、輸入を積極的に拡大しなければならない」と指摘した。

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