スパコンの計算速度の最新ランキング「TOP500」が12日、米ダラスで発表された。米国のスパコン「サミット」が連覇を果たした。中国の入選数は依然として最多で、数も前回よりさらに増加した。新華社が伝えた。
同ランキングは半年毎に発表される。最新ランキングによると、米エネルギー省傘下のオークリッジ国立研究所が開発した「サミット」が再び首位になり、さらにリードを広げた。その計算速度(1秒間の浮動小数点計算回数)は半年前の12京2300兆回から14京3500兆回に改善された。前回3位だった米エネルギー省傘下のローレンスリバモア国立研究所が開発した「シエラ」が2位に浮上した。
中国のスパコン「神威・太湖之光」は3位、「天河2号」は4位。ドイツのスパコン「スーパーMUC-NG」が初めてトップ10以内に入り、8位につけた。独ライプニッツ研究センターに設置されているこのスパコンは、レノボが開発したものだ。
入選数を見ると、中国は半年前の206台から227台に増加し、全体の45%以上を占めている。米国は109台と過去最少だが、計算能力でリードを維持している。
また同ランキングによると、中国企業は世界トップ10のスパコンメーカーのうち3社を占めている。うちレノボは140台でトップ、浪潮は84台で2位、中科曙光は57台で3位。ファーウェイは14台で8位。
同ランキングは1993年から発表されている。国際機関「TOP500」によって作成され、半年ごとに発表。世界で設置されているスパコンの格付けを行う、有名なランキングだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月13日
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