バド国別対抗戦で中国が日本下しスディルマン杯を4年ぶりに奪還

人民網日本語版 2019年05月27日15:08
バド国別対抗戦で中国が日本下しスディルマン杯を4年ぶりに奪還
スディルマン杯を奪還した中国代表チーム(写真提供・大会組織委員会)。

2019年スディルマン杯世界バドミントン国別男女混合対抗戦決勝が26日午後、広西壮(チワン)族自治区南寧市で行われた。開催国である中国が3対0で日本を下し、4年ぶりにその王座に輝いた。中国の優勝は11回目。人民網と中国新聞社が報じた。

スディルマン杯は、1989年にインドネシア・ジャカルタで初めて開催され、今日まで30年の歴史を誇る。同大会は2年に一度開催され、前大会までの15回の大会中、中国は4連覇と6連覇をそれぞれ1度ずつ達成し、計10回の優勝を果たしていた。

中国は、今年の決勝に若手を起用。第1ゲームの李俊慧/劉雨辰ペアが、21対18と21対10で日本チームを打ち破り、幸先良いスタートを切った。第2ゲームの陳雨菲選手も17対21、21対16、21対17で日本に勝利した。

第3ゲームは、最も関心を集めた男子シングルスで、石宇奇選手が現在の世界ランキングトップである桃田賢斗選手と対戦。激戦の末、石宇奇選手は、15対21、21対5、21対11で桃田選手を下し、中国に勝利をもたらした。最終的に、中国は3対0と日本にストレートで完勝した。

今回、決勝戦に臨んだ中国代表の陣容を見ると、李俊慧/劉雨辰ペアはともに1995年生まれ、石宇奇選手は1996年生まれ、鄭思維・陳雨菲・陳清晨・賈一凡の各選手はいずれも「97後(1997年以降生まれ)」となっており、最年長の黄雅瓊選手もまだ25歳だった。彼らのほとんどは、スディルマン杯初出場だったが、試合中は向かうところ敵なしという状態で、総合力の高さを見せつけた。

 

選手の新旧交代によって今回優勝を奪還したことをきっかけに、中国バドミントンの若き担い手はさらに実力を伸ばし、中国の黄金時代を築くことができるのだろうか?来年の東京オリンピックは、それを証明する絶好の機会となるだろう。

中国バドミントン協会の張軍会長は、「今回の優勝で、若手選手たちのわだかまりもなくなり、より自信を得ることができた。また2年前のスディルマン杯での敗北を一掃することになり、チーム全体の結束力が高まった」とコメントした。

張会長は、「東京オリンピックでのバドミントン中国代表の目標は、5種目全て金メダル獲得だ。どの種目も実力は備えているが、最終的に金メダルを獲得できるかどうかは、選手の本番でのパフォーマンス次第。全種目で若手選手の起用を考えている。中国バドミントンチームが東京大会で全力を発揮し、粘り強く奮闘し、全種目の金メダルを獲得できることを願っている」と続けた。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年5月27日

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