世界へ向かい一歩前進した中医薬

人民網日本語版 2019年05月27日16:41

スイス・ジュネーブで開催中の第72回世界保健総会(WHA)で25日、「国際疾病分類第11回改訂版」が審議・通過し、中医薬に起源をもつ伝統医学が、初めてその中に組み入れられた。国内外の多くの専門家が、「これは、中医薬が世界に向かう『一里塚』的な意味合いを持つ」と評価している。新華社が伝えた。

共通認識を促した「和合の道」

「国際疾病分類」は、世界保健機関(WHO)が制定する疾病診断の統計および分析に幅広く応用される国際基準。十年以上におよぶ研究討議を経て、中医薬に起源をもつ伝統医学が、ついにこの国際基準に組み入れられた。これまでのプロセスと結果は中医薬ひいては中国伝統文化の「和合の道」を体現している。

中日韓三国と欧米諸国の専門家は研究討議に参加し、交流と意思疎通を通じて、ついに 共通認識に達した。米国鍼灸理事会(American Acupuncture Council)保険情報ネットワークの代表を務めるSam Collins博士は、「これまでには一部からの抵抗もあった。これは主に、伝統医学用語と定義に対する世界の広範な理解が不足していたことによる」と指摘した。

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