畢さんは、「サニ刺繍は『死ぬまで学び続ける』ことのできる芸術だ」と言う。取り組むうちに、彝族の刺繍の技法をほぼすべて習得し、ステッチだけで8種類、模様は20数種類あるバリエーションを身につけた。70歳になろうとする畢さんは「パワーアップ」の時期を迎えており、ファッションデザイナーのMASHA MA(マーシャ・マ)さんとインスピレーションを与え合って、業界の枠を越えた協力を展開し、女性が社会経済の発展に参加するよう共同でサポートし、伝統工芸を振興し、無形文化遺産を生んだ土地のエコロジーと産業の持続可能な発展を促進している。