〇「ゴミ箱を作っていない」とは気が引けて言えないプラスチックク製品メーカー
「プラスチック製品王国」と讃えられる台州市には、プラスチック製品メーカーが1万社以上あり、プラスチック原料の消費量は年間500万トン、国内シェアの10分の一を占めている。
また、現在話題の的となっているゴミ箱ビジネスは、地元の人にとってそれこそ食後の格好の話題となっている。
符さんは、「商売に火がついたのに続いて、競争が激化し、低価格で売る悪質な競合も出るようになった。このため、社員には、危機感をしっかり持っておくようにと言ってある」と話した
この業界にとって、スピードがそのまま利潤となる。「新製品は、発売直後の数ヶ月はかなり儲かるけれども、すぐに模倣品が出回り、価格が下がる」と符さん。
持てはやされたあとは、絶え間なく革新を進め、品質向上に努めないと、長くは続かないと符さんは考えている。
「我々は、3台のモールド(金型)を開発したばかりだ。1台で、1日あたり数千個の新作ゴミ箱を製造することができる」と符さんは紹介した。
多くの人にとって、これは極めて大きなビジネスチャンスであることは、否定できない。
住宅都市農村建設部(住建部)の要求によると、今後1年あまりの間に、46の重点都市も、「最も厳しい」ゴミ分別システムを実施しなければならない。今後5年以内には、全国各地の市場はいずれも巨大な需要を解き放つことになるだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月12日