北上を続ける台風9号「レキマ―」 複数の省で台風対策を強化 (2)

人民網日本語版 2019年08月13日13:31

〇山東:台風の「再攻撃」に対応

8月12日、ビニールハウス内の排水作業を行う山東省寿光市の野菜農家(撮影・郭緒雷)。

台風9号は12日5時にいったん陸地から離れたものの、山東省濰坊市北部の近海で旋回し続けた。同日午後1時ごろ、海上から再上陸した。

山東省応急管理庁によると、12日午前5時50分の時点で、全省で165万5300人が被災、5人が死亡、7人が行方不明となっている。全省で18万3800人が一時避難し、農作物の被災面積は17万5400ヘクタールに及び、倒壊した家屋は609棟。災害をもたらすような気象はまだ収束しておらず、各種災害緊急援助作業が秩序立てて進められている。

〇遼寧:万全な台風・洪水防止対策で災害に備える

8月12日、遼寧を襲った台風9号「レキマー」の暴風雨で倒れた葫芦島の大木(撮影・文蘇婉)。

台風9号北上の影響を受け、10日から12日午前7時までに、遼寧全省における平均降水量は48.8ミリメートルに達し、大連高新技術園区竜王塘街道では最大降水量309.3ミリメートルを記録した。

12日午後4時までに、錦州・盤錦の両市は、洪水・冠水災害に見舞われた。遼寧省応急庁の初期集計によると、被災した住民は1097人、農作物の被災面積は208.1ヘクタール、全省で一時避難した人は12万6860人。死傷者の報告はなく、より詳しい被災状況については、現在集計作業が進められている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年8月13日

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