台風9号「レキマー」、北上し渤海へ

台風9号「レキマー」の今後48時間の予想進路図

中国中央気象台公式サイトによると、大型の台風9号「レキマー」の中心は、12日午前5時の時点で、山東省濰坊市昌邑県付近の海上にあり、外周部の最大風速は9級(23メートル/秒)、中心の最低気圧は980ヘクトパスカルという。中国新聞網が報じた。

今後の予想では、台風9号は山東半島北部の莱州湾付近を旋回した後、北東方向に進み、勢力は次第に弱まる見込み。台風9号と冷気というダブルの影響を受け、12日から15日にかけて、黄河・淮河中東部、華北東部、東北地方の大部分などでは、大雨もしくは暴雨に見舞われ、局地的には大暴雨となるとみられる。

全国強雨地域予想図（8月12日午前8時-13日午前8時）

11日、台風9号の影響を受け、山東省北部および西南部、河北省東部、天津市南部、遼寧省南部の各地は暴雨または大暴雨となり、山東省済南と淄博、遼寧省大連の一部は特大の暴雨（250～293ミリメートル)に見舞われた。12日朝、山東省西北部および半島部、河北省東部、遼寧省南部の各地では、7-9級レベルの突風、渤海西部では10-12級の突風が発生した。（編集KM）

「人民網日本語版」2019年8月12日