ファーウェイ、新型OS「鴻蒙」を発表

人民網日本語版 2019年08月12日13:27

華為(ファーウェイ)は9日のグローバル開発者大会において、マイクロカーネルに基づく全シーン向けのセパレート型OS「鴻蒙」を発表した。経済日報が伝えた。

鴻蒙OSはまず、スマートウォッチ、スマートディスプレイ、車載装置、スマートスピーカーなどのスマート端末に応用される。10日に発表される栄耀スマートディスプレイは、鴻蒙第1世代OSを採用する。鴻蒙は今後3年にわたり改善を続け、ウェアラブルデバイス、スマートディスプレイ、車載装置などの多くのスマートデバイスに徐々に応用される。

鴻蒙OSはいつ携帯電話に使用されるのだろうか。ファーウェイ消費者事業の余承東CEOは「いつでも可能だ。鴻蒙はすでに携帯電話の適応性テストを行っており、完全に商用化の条件を満たしている。中米経済貿易摩擦が続き、当社がアンドロイドを使用できなくなれば、鴻蒙の全面的な使用も一夜のうちに実現できる。しかし現在の環境を考慮し、優先的にアンドロイドをサポートする」と回答した。

賽迪智庫情報化・ソフト産業研究所の鐘新竜研究員が指摘したように、鴻蒙は現時点ではアンドロイドの戦略的予備システムであり、アンドロイドの使用禁止といったリスクの再発に備える。しかし長期的な発展を考えると、OSはずっとIT業界で発言権を持つために争わなければならないものだ。

鴻蒙は使いやすいのだろうか。鐘氏によると、同システムはアップルとアンドロイドと互換性を持っているため、モバイルアプリ開発者は新たなOSの操作に慣れるため時間と気力を費やす必要はない。また同OSのアーキテクチャはアンドロイドの早期のシンプルな「LINUXカーネル+バーチャルマシン」というアーキテクチャがもたらす効率の低下、システムの長期運営による余剰やフリーズなどの問題を克服している。

「鴻蒙の設計は、全シーンのスマート体験の高基準連結の需要を満たすことを目的とした」。余氏によると、同システムには▽セパレート型アーキテクチャを初めて端末OSに採用し、端末を跨ぐ切れ目なき協同体験を実現する▽既存のシステムの性能不足を補い、アプリの反応時間を25.7%短縮し、プロセス間の通信効率を既存のシステムの5倍に向上させる▽全く新しいマイクロカーネルデザインを採用し、安全レベルを大幅に向上させる▽一度の開発で設備を跨ぐ生態共有を実現する――という4つの特徴がある。

通信アナリストの付亮氏は、鴻蒙は5G・IoT向けに設計された新しいシステムであり、新たな設計、「ポイントツーポイント」の低遅延が最大の長所だと述べた。ファーウェイの製品は端末、伝送、ネットワークなどの産業チェーン全体に関連する。このオーダーメイド型のシステムは、ソフト・ハードの性能を全面的に発揮することに役立つ。携帯電話のiOSのようなものだ。

すでに端末メーカーが鴻蒙に興味を示しているが、アンドロイドやiOSと比べるとまだ生態圏が構築されていない。鐘氏は、中国独自のOSが市場で長期的に非主流派である根本的な原因は、生態の不足だと述べた。ファーウェイは鴻蒙の生態発展を急速に推進するため、世界の開発者に向けオープンソースにすると発表した。またオープンソース基金会の設立、オープンソースコミュニティの建設、開発者と共に鴻蒙の発展を促進していくという。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年8月12日

  

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