中国、有給休暇+景勝地の入場料値下げで旅行を推進 (2)

人民網日本語版 2019年08月27日09:32

ローンを利用した旅行の推進に尽力

また、合法かつ規定内であることを前提に、文化・観光消費連盟銀行カードを発行し、カードが利用できる事業者に割引や分割払いなどのサービスが利用できるようにすることを奨励している。その他、文化・旅游消費のクレジット業務の展開も奨励している。このようにクレジットカードのローンを利用して旅行に行くと、割引サービスのほか、分割払いのサービスも利用でき、気軽に旅行に行くことができるようになるということだ。

ハイクオリティの景勝地の設置に尽力

「時間もお金の余裕もできたが、行く価値のあるハイクオリティの景勝地はとても少ない」と声を上げる人も少なくない。特に、祝祭日やゴールデンウイークになると、景勝地は大混雑となり、観光を思うように楽しむことができない。

そこで、中国政府は、旅行商品を豊富にするよう力を入れ、国家全域観光モデルエリアの建設を推進し、ビジネス・会議旅行、ビーチリゾート観光、自家用車・キャンピングカー旅行、スポーツ旅行、森林観光、療養旅行などの商品の開発に取り組む。そして、ハイクオリティの景勝地、重点ルート、特色ある観光スポットなどを構築したい考えだ。

「ブラックリスト」作成でより安心できる観光市場に

旅行に出かけると、旅行先では知り合いもおらず、土地勘もない。万が一、何かのトラブルに巻き込まれた時に対処できないため、安心して旅行に行くのは難しいと感じている人もいる。

この点、文化・観光部の市場管理司の劉克智司長は、「『ブラックリスト』と関連当局による共同処分実施を通して、安心できる市場づくりに取り組んでいる。現在、関連の地域では、深刻な違法行為により信用を失った観光市場の主体や従業員がマニュアルに沿って『ブラックリスト』に入れられ、法律に基づいて、告知や公示されている。そして、それらの情報を各当局が共有し、関連の市場の主体や従業員が、『一度信用を失うと、いろんなシーンで制限を受ける』というメカニズムが作られている」と説明している。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年8月27日

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