今年の中国国内旅行者数延べ60.4億人、観光収入5.6兆元の見込み

人民網日本語版 2019年08月02日14:08

中国観光研究院は1日、「2019年上半期観光経済運営研究成果・海外旅行発展報告」を発表した。同報告書によると、今年上半期、中国国内の旅行者数は前年同期比8.8%増の延べ30億8千万人、国内観光収入は同13.5%増の2兆7800億元(1元は約15.4円)にそれぞれ達する見通しとなっている。中国新聞網が伝えた。

資料写真:観光客(撮影・王斌銀)

中国観光研究院データ分析所所長の何瓊峰博士は1日、北京で開催された発表会において、「上半期、インバウンド市場は安定した成長傾向を呈した。国内旅行者数と国内観光収入の前年同期比増加幅を各連休別に見ると、春節(中国の旧正月、2019年は2月5日)は国内旅行者数が7.6%増、国内観光収入が8.2%増、清明節は国内旅行者数が10.9%増、国内観光収入が13.7%増、五一(メーデー)は国内旅行者数が13.7%増、国内観光収入が16.1%増、端午節は国内旅行者数が7.7%増、国内観光収入が8.6%増となった」と紹介した。

海外旅行では、注目すべきは欧州市場で、2019年上半期に欧州を旅行した中国人の総数は7.4%増加となる見通しだ。

統計データによると、今年上半期、中国を訪れた外国人観光客は前年同期比5%増、国際観光収入も5%増となり、海外に出かけた中国人観光客数は同14%増加した。

また、統計データによると、文化・観光関連消費はいっそう日常化している。調査回答者の8割以上は、「文化体験活動に参加した」としており、旅行先で文化体験をした人の割合は8割を上回った。約75%の入場無料の文化施設のショッピング・食事・交通関連の1人あたり消費金額は「50-200元」に集中しており、26%の人は観光消費総額に占める文化関連消費の割合が30%以上だった。

中国観光研究院は、2019年の国内旅行者総数は前年比9%増の延べ60億4千万人、国内観光収入は同10%増の5兆6千億元にそれぞれ達すると予想している。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年8月2日

  

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