アイアンマン校長から卒業生への「贈る言葉」がネットで話題に 内蒙古

人民網日本語版 2019年06月05日08:54

内蒙古(内モンゴル)自治区の呼和浩特市第一中学(中高一貫校)で2日、2019年卒業式が行われ、同校の湯俊文校長がそこで述べた金言がネット上で検索数急上昇となっている。北京青年報が伝えた。

「人生は映画鑑賞とは異なり、2回目、3回目と繰り返すことはできない。悔いのない人生を送るには、全力を尽くすしかない。しかし、試験勉強は映画鑑賞と同じく、2回も3回も問題を解くことが必要。問題が解けると達成感があり、ずっと問題を解き続ければ、達成感がずっと続くから」。

そして湯校長が挨拶の中でそのように語った後、スクリーンにはアイアンマンに変身した湯校長の写真が映し出され、画面には生徒に向けた「母校は君たちをいつまでも愛している」という言葉が共に添えられていた。

翌日の3日、アイアンマンに変身した湯校長が卒業生に向けて語りかけた動画は、ネット上で検索数急上昇となり、多くのネットユーザーが湯校長をかわいいとし、「湯校長にいいね!」と書き込んだ。

同校戦略発展センターの牛傑主任は3日、記者の取材に対して、「日常業務の中で、湯校長の話は常に面白く、ユーモアにあふれている。今回の卒業式で語られた金言は高考(全国大学統一入試)受験を間近に控えた高3の生徒たちをリラックスさせたいというのが主な目的だった」と語った。

また、牛主任は、「気取らないやり方で学生と交流するというのが、湯校長がずっと掲げている理念。我々の学校運営の理念に関しても、生徒・教師全員が家族であると考えており、昨年も湯校長は挨拶の中で『we are family(私たちはみな家族)』という言葉を述べていた」と説明した。

今回の卒業式での金言で湯校長が有名になったことについて、牛主任は、「多くの人たちからこんなにも注目されたことから、彼らがやはりこのようなスタイルを好んでいることがわかる。自分たちの学校の校長もこのような普段通りの話をしてくれることを望んでいる人も多いということだ」とした。(編集YK)

「人民網日本語版」2019年6月5日

  

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