中国は米企業にとって離れたくない・離れられない市場 (3)

人民網日本語版 2019年09月04日15:51

指摘しておかなければならないのは、消費者から離れたいと思う企業は1つもないということだ。米ブルッキングス研究所の予想では、「2009年から30年までの間に中国では8億5千万人の中間層が新たに生まれ、全体に占める割合が09年の12%から30年は73%になる。中国の消費規模は14兆3千億ドルに達して、世界全体の22%を占める」という。

ボストン・コンサルティング・グループのハンズ・ポール・バークナー会長が述べるように、「中国市場に進出して競争に参加しないのは、国際的企業にとっては大きな誤りだ」。

バークナー会長は、「中国市場はニーズが巨大なだけではない。デジタル科学技術、モバイル決済、スマート移動などの新興産業はどれも優位性を獲得した経験があり、世界的なリーディングカンパニーになろうと思う企業は、中国市場での競争が極めて重要になる」と述べた。

中国米国商会が発表した「中国ビジネス環境調査報告」によれば、回答した企業の80%近くが「中国の投資環境が改善しつつあるか変わりない」との見方を示し、62%が「中国はグローバル投資の1番目かベスト3の投資目的地だ」と答えたという。

こうした状況による恩恵を受けて、米国企業だけでなく、世界中の多国籍企業が中国に目を向けている。

たとえば、予定投資額は30億ユーロ(1ユーロは約116.4円)、計画の敷地面積は2.9平方キロメートル、年間生産能力は40万台の華晨BMWの新工場プロジェクトは遼寧省瀋陽市の瀋陽中徳園で建設が始まった。BASFベンチャーキャピタルは100億ドルを投じて広東省湛江市にフェアブント拠点を建設し、同社にとって過去最大規模の海外投資プロジェクトになる。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年9月4日

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