新中国成立70周年

秦始皇帝陵博物院が文化財をデジタル化 自分と似ている兵馬俑を探せるサービスも

人民網日本語版 2019年09月27日15:12

「秦兵馬俑発見45年・秦始皇帝陵博物院創立40年」記念イベントが24日に開催された。同イベントで秦陵博物院は、騰訊(テンセント)と提携し、共同で「デジタル秦陵」を開発し、さらに、共同で微信(WeChat)用ミニプログラムを開発して、オンライン見学やショート動画などのコンテンツを設置し、顧客体験の向上を目指すことを明らかにした。新華網が報じた。

秦始皇帝陵博物院の侯寧彬院長によると、同博物院は近年、多くのテクノロジー企業と提携し、「こんにちは、兵馬俑」、「始皇陵を訪ねよう」などの体験プログラムを打ち出し、多くの新技術が文化財の展示や公共サービスに応用され、それら斬新なPR方法が多くの観光客や愛好家の間で好評を博してきた。

例えば、顔認証システムを使って自分と最も似ている兵馬俑を探せるサービスを既に638万人が利用し、150万人が最近打ち出されたスマートガイド・ミニプログラムの「始皇陵を訪ねよう」を使って、一層楽しい見学を体験してきた。このミニプログラムを使うと、見学コースを設定できるほか、立体地図などの機能を通して「兵馬俑」を至近距離で見られるなど、スマホの画面を通して秦始皇帝陵のすばらしさを身近に感じることができる。

秦始皇帝陵は、中国で最大規模で、構造が最も複雑で、文化財の埋蔵量が最も豊富な古代皇帝の陵墓で、世界最大の考古学遺跡の一つであり、約2200年前の人類の知恵と労働の結晶だ。兵馬俑は、世界において20世紀の最も偉大な考古学的発見の一つで、歴史的、科学的、芸術的に重要な価値がある。

秦陵博物院には一般開放されてからこれまでの40年の間に、延べ1億人が訪れた。そこには、国家元首や政府の首脳224人も含まれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年9月27日

  

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