「犬鳴村」が平遥映画祭で初公開 ホラー映画の意義語る清水崇監督

人民網日本語版 2019年10月12日16:43

日本の映画監督で「犬鳴村」を監督した清水崇氏(提供・主催者)

映画「呪怨」を監督した日本の映画監督である清水崇氏が11日、最新監督作品「犬鳴村」を携えて第3回平遥国際映画祭に出席し、「犬鳴村」が世界で初公開された。同映画祭で、清水氏はホラー映画に対する理解を観客と共有した。中国新聞網が伝えた。

映画「犬鳴村」は日本の福岡県にある心霊スポット「犬鳴村」からインスピレーションを得て撮影された。清水氏はこの映画を通じて日本社会のさまざまな問題を反映させようとしている。

清水氏は、「『犬鳴村』は『親子で見られる映画』だと言える。『ファミリー向け映画』が発揮できる役割は、人を温かい気持ちにさせるだけでなく、ずっと存在する恐怖や焦り、言い争い、子供や高齢者の扶養など、現在の社会のさまざまな問題も反映できる。観客がこの映画を見た時に、自分たちと相通じる人の存在を感じ取ってほしい」と語った。

2003年に公開された「呪怨」によって、清水氏は世界のホラー映画界で高く評価された。ホラー映画の存在意義について清水氏は、「ホラーは人間特有のものだと思う。『わざわざ』怖がる・驚く・おびえるという行為をして楽しむのは、人間だけの『特権』ではないかと思うので」と語った。

現在の世界的なホラー映画の現状について清水氏は、「中日韓のホラー映画にはよく人間の日常生活では見られないシーンが出てくる。欧米諸国の作品はより直接的。比較すると、アジアのホラー映画の処理方式のほうがテクニックが試される」との見方を示した。

映画「犬鳴村」は2020年2月7日に日本公開予定となっている。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年10月12日

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