第2回中国国際輸入博覧会の開幕が近づき、大きな船、コンテナで運ばれた世界各地からの展示品が上海に続々と到着している。人民日報が伝えた。
準備作業が相次いで完了すると、一部の企業は情報窓口を設置し、輸入博の最新の動きをいち早く伝えるようになった……
1年に及ぶ細心の準備を経て、「ますます良くなる」輸入博がまもなくその時を迎える。世界中の企業も昨年交わした「(来年の)11月5日から10日まで、また輸入博で集まろう!」という約束を果たしにやって来る。
輸入博の開催は時代の流れに応じたものであり、その誘致力とカリスマ力は非常に強い。2018年の第1回輸入博は世界中の注目を集めるほどの成果を上げた。172の国・地域、国際機関が参加し、企業3600社あまりが参加し、80万人以上が会場を訪れて調達の商談を行ったり、体験に参加したりし、年間ベースでみると、意向成約額は累計578億3千万ドル(1ドルは約109.0円)に上った。出展国の範囲、展示ブースの面積、企業の数と質、バイヤーの規模、来場者数はいずれも予想を上回った。初の開催にして世界10大ビジネスイベントに躍進し、輸入博は国際博覧会史上における画期的試みとなった。
第1回の成功は海外の出展企業を非常に強く勇気づけた。第2回に出展する国・地域、国際機関、企業の数は第1回を超え、展示面積も30万平方メートルから36万平方メートルに増えて大幅に増加した。出展企業のうち世界トップ500社と各業界のリーディングカンパニーが250社以上出展し、より多くの新製品、新技術、新サービスが「世界で初めて発表され、中国で初めて展示される」。
輸入博の誘致力はなぜこれほど強いのか。第1回の「反響」と第2回への期待から誘致力の一端がうかがえる。
——輸入博では新製品をすぐに試し、導入することができる。昨年の輸入博で、バングラデシュのダダバングラ社はジュートの手工芸品を出展し、会場では特色ある製品として来場者の人気を集めた。その後、この商品は上海高島屋のアートスペースで扱われるようになった。2回の博覧会に出展する最大の日用化学品メーカー・ロレアルは輸入博を、新製品を導入し、人気商品を生み出す「加速装置」と位置づける。ロレアルが昨年の輸入博で初めて発表した4大ブランドは、すべて中国市場で販売されるようになり、多くの新製品が爆発的な人気商品になった。今年は1千点を超える展示品をひっさげ、数量は第1回の倍になり、このうち約3分の1は中国の消費者に初めてお目見えするものだという。