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食欲の秘密 何が食べたいかを決めているのは「誰」か (2)

人民網日本語版 2019年11月08日16:09

その他、ある食べ物を控えようとすると、それを逆に渇望するようになると指摘する研究もある。ある食べ物を控えることでダイエットをしようとする女性は、何かを見たり聞いたりしてその食べ物のことを考え、「食べたい」という気持ちが強まってしまうというのだ。

腸内細菌も食欲に大きな影響

食欲は脳がコントロールしているというのが多くの人のイメージだろう。確かに、ある研究によると、視床下部の各神経系は食欲に関するシグナルを受け取ったり、統合したり、発したりして、食欲の調整を行っている。

しかし、意外かもしれないが、脳のほか、数兆個存在する腸内細菌も人の食欲に影響を及ぼしており、細菌が必要としている食物を人間に食べたいと感じさせるという。陳氏は「人間の食欲の調整や抑制において腸内微生物が果たす役割は、ある面では脳より大きいかもしれない」との見方を示す。

食習慣が乱れたり、抗生物質の使用や病原体への接触、睡眠不足など、腸内細菌の乱れにつながる要素があったりすると、腸内の有害な微生物が大量に増殖し、有害微生物が発した有害物質が脳腸軸を通して脳に運ばれ、脳を刺激して高脂肪や高糖質など健康に悪い食べ物を食べたいと感じさせる。反対に、健康的な食習慣や、有益な微生物への接触、運動、質の高い睡眠など腸内細菌バランスの助けになる要素は、腸内の良い細菌の成長と繁殖を促す。それらの細菌が生じさせる物質は、脳に対して良い刺激となり、健康的な食べ物を食べたいという気持ちを高める。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年11月8日

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